天然ガス

2007年4月10日 日常
石油のオペックは良く知られている。

サウジアラビア等を中心とした、石油価格や生産量の談合組織である。

今度は、天然ガスの需要がこのところ急速に伸びている。

ロシアがソビエット連邦崩壊後に結成したCIS(独立連邦共同体)の足並みを乱す国が出ている。

ウクライナ、である。

昨年、ロシアはウクライナに供給する天然ガスの販価の大幅値上げを突然通達した。

EU志向を強めるウクライナへの経済的な締め付けである。

ロシアからベラルーシ経由の欧州向けも、値上げの宣告が出、欧州委員会の強烈な反発も招いた。

ウクライナ経由で欧州にもロシア製天然ガスが供給されており、欧州向け価格も上昇することになるため、欧州の抵抗は強烈だった。

天然ガスの国際連帯組織の構想は、カタールのドーハで開かれた第一回目の会議で提案された。

ロシアとイランが協力に新組織を後押ししているという。他に、マレーシアやエジプトなど約15カ国が入った。

資源国によるglobalな談合組織が、また誕生しそうである。

資源を持たない日本は、天然ガスを100%輸入だ。

資源で、また苦しむことになりそうである。
                    ロンドンブリッジ

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