日本オラクル(株)の株主総会に出席。朝10時開始、場所は赤坂プリンスホテルの五色の間。株主は、600〜700人位か。結構沢山来ているのでビックリした。
オラクル社長は新宅正明、今日の議長。2006年5月期の決算は、売上・利益共に過去最高。来年の予想も売上・利益共に10%upと過去最高を更新の見込み。データーベース製品の需要の向上が寄与している。会社法(本年5月施行)、金融商品取扱法(本年6月施行ーJ-SOX法)の施行により、大企業は内部統制システムの構築が義務となった。財務報告の正確性・適法性の遵守のため、企業はIT化、文書化、監査法人による内部統制システムの監査等が必須となっており、オラクルや同業者にとって正に追い風が吹いている。Competitorsは、IBM,Maicrosoft,SAPと超大企業ばかり。

一連の会社側の報告事項と決議事項の説明が終わって、株主のQ&Aに入った。7人の株主が質問。殆どの株主の論点は、業績が良いのに、何故株価が現在の5,300円位から上がらないのか、株価を上げるための会社の方策を説明して欲しい、というものであった。
実は、2000年にIPOした時には、購入株価は80,000円位で、今は、5,300円に下がり、IPO時の購入者は大損しており怒り心頭で、憤懣やる方ない風情、議長の好業績に自慢げな報告に対して爆発している株主もいた。自分は、今年の前半の購入であるが、実は、現在の株価では損が出ている。今は損切りはしないで、業績の好調と市場の回復に伴う株価upを願って、今のところ持ち続ける積り。

今まで株主総会出席は多くはない。今回は最初、勇気を出して質問に立つことも考えていた。一回経験して、度胸を付けたいとも思っていた。
でも、止めた。8万円で買って、今大損して怒っている株主が発言している時に、同感の株主から拍手で議長にプレッシャーを掛けるのを
聞いていて、質問の気持ちが萎えてしまったというのが本当のところ。自分はそこまで損していないので、とても迫力ある質問が出来そうもないと思った。他の話題で悠長な質問でもしたら、株主から睨まれそうな雰囲気であった。

米国のオラクル・コーポレーションから派遣されている取締役が本社の見解として発言、業績が良いのに株価が冴えないことに不満を漏らしていた。日本人株主に対する牽制にもなった。最も、米国サイドは大株主であり、配当収入で十分潤っているはずであるが。

また、購入時にうっかりしたが、日本オラクルは、少数特定株主がギリギリの74.8%を占め、東証の上場廃止基準の75%をやっとクリアーしたと言う。米国本社の保有株や自社所有株等の更なる放出が対応策らしい。今後はこのことも、株価upと共に、注目していかなければならないポイントになる。
                 ロンドンブリッジ

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