オシム・JAPAN

今年のサッカーワールドカップはイタリアの優勝で終わった。日本は予選リーグで最下位で敗退した。約4年間のブラジル人・ジーコJAPANも終わった。次のワールドカップは、2010年南アフリカで行われる。その出場権を巡って、地域予選が既に始まっている。ジーコの後の日本の監督に決まったのが、オシムでオーストリア人である。この間まで、ジェフ千葉の監督をしており、好調なチーム成績と選手育成に定評がある。
日本代表を率いて4試合はJリーグ所属の国内組みで全て戦っている。しかも、先のワールドカップ出場者は3〜4人しか召集せず、殆どが若い新顔を登場させ試しながら良い選手の発掘に没頭している。オシム監督は、4年後のワールドカップ出場を目標としており、4年後に照準を合わせて若い戦力の確保に取り組んでいる、と説明していた。又、オシムは今海外で活躍中の中村、高原、松井等のビデオは欠かさず見ていて公式戦の場合には召集することも視野には入れてはいるともインタビューで答えていた。

今日は、日本代表対ガーナ代表の親善試合があった。前半は無得点であったが、後半戦になり選手交代の後に、ガーナの鋭くspeedyなセンターリングと走りこみにより、得点をもぎ取られてしまった。ワールドカップで16チームに残った、ガーナの瞬間の鋭い動きによるゴールは流石であった。日本人には無いゴ-ル前での動物的な俊敏さは、ほんように素晴らしいものだった。これが、欧州のクラブマッチでは当たり前になっている。自分がロンドンで見たpremiashipの試合でもスピードやアタリが日本のJリーグとかなりの違いを感じた。
試合は、1対0でガーナの勝ちであった。日本も再三にわたり攻め込んだが、最後の詰めの甘さの課題は相変わらずで、得点に結びつかなかった。

私はオシム監督の方針のサポーターである。オシム監督の思うようにやったら良いと思う。日本人にあったサッカーを追及する。俊敏な動き、早いボール回し、90分間走りぬく体力の持ち主だけを候補として選出するとのオシムの考えに全面的に賛同する。日本代表の選手層を厚くし、良い素材を見出してもらいたいと思う。
　　　　　　　　　　　　　　　　　ロンドンブリッジ