米国の人口

2006年10月5日 お仕事
米国国勢調査局によると米国の人口が十月中旬に三億人を突破するという。二億人を超えた1967年から40年で一億人が増える。人口の減少や少子高齢化に悩む日本、欧州とは対照的に高い出生率と大量の移民流入によるのだ。2050年には4億人に到達の見込みと言う。
世界の人口を見ると、第一位は中国で13.2億人(2006年)、二位がインドで11.1億人、アメリカは第三位である。この後は、インドネシア、ブラジル、パキスタン、バングラデイッシュ、ロシア、ナイジエリアと九位まで続き、日本は、1.2億人で10位である。
一人の女性が生む子供の数は2.05人(04年)で、赤ちゃんは7秒に一人生まれ、移民は30秒に一人増えている。死亡を差し引くと、10秒に一人の割合で増加するらしい。1967年の2億人到達時点では、移民(外国生まれの米国人)は総人口の5%にすぎなかった
が、12%に増加した。特にスペイン語を話す中南米系(ヒスパニック)が多い。2030年にはその比率は20%を超えると予想されている。主要先進国の中で、人口増が続く米国は異例。日本は05年から人口が減少し始めた。欧州でも少子高齢化が急速に進展している。ロシアでは減少の一途を辿っており、プーチン大統領は5月の年次教書発表時の演説で「人口減がロシアの最も切実な問題だ」と危機感をあらわにした。

人口増と経済の活性化は密接な関連があり、BRICsと言われる4カ国は上位10傑に入っている。その意味では、次の経済発展が期待できるのは、インドネシア、パキスタン、バングラデッシュ、ナイジェリアあたりになるかもしれない。日本では、南ア、ベトナム、エジプトあたりがBRICsに続く候補に上げられているが、人口が経済発展の主要な要因になることに一層注目したいと思う。
                    ロンドンブリッジ

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