企業化精神

2006年10月11日 お仕事
ベンチャー企業を立ち上げたいという若いやる気のある人が増えているという。高校を出て、専門学校などでデザインや経理を学んで企業の機会を狙う。人生目標がハッキリしている。
職場の雰囲気は極めて明るく、軽快な音楽が流れ自由な雰囲気の中で仕事を粛々とこなしていく。服装は個人の好みによる自由でネクタイや白いワイシャツの者などいない。事務所には、デザイナーが飼い主の小さい犬が愛嬌を振りまきながらちょろちょろしており、エレベーターを降りた客は、先ずこの犬の出迎えを受けることになる。スタッフは、仕事の合間に生き抜きも兼ね、しばしこの犬と戯れて仕事疲れを癒す。

昼食は、12時過ぎから、自分の仕事の状態に合わせて、それぞれが勝手に取りに行く、1時過ぎの者もいて、まちまちだ。仕事の成果が求められるが、どこかの大会社のように時間で縛ることも無い。飽くまでも、自主管理が求められる。時間管理についてスタッフに対してうるさく言う者もいないし、言う必要もない。自覚している。
お客は頻繁に来る、会議室はお客が絶えることが無い。広告会社、雑誌社や会計監査人も来訪し、野村證券も来る。
大方のベンチャーは、早い上場を狙っている。利子の支払いで悩まされるのでなく、株式市場からの資金調達に移行したいのである。

上場するには、売上・利益の安定と共に、社内の管理体制の充実が必要になる。経理・管理の体制、システム管理の充実、そして監査役も置くことを要請される。
組織の強化には、コストが嵩む。少数精鋭者で固めるため途中入社のプロをリクルートし戦力化を図らねばならない。業界の競争は激しいので、speedが全てなのだ。もたもたしていられない。

自分は、そんなベンチャーに9月末から身を置いている。11月初めからは、人数が増えて狭くなったofficeを今の場所から余り遠くはない新officeに移転して、新たにスタートすることになっている。
気持ちを引き締め情熱をもって取り組む。‘やれるこになっている‘と口で呟き、それを信じる。                                   ロンドンブリッジ

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