株式公開を検討しているため、証券会社からの当社へのapproachは、かなり頻繁である。ベンチャー起業家の欲望からのIPOが、活発化しているため、ビジネスチャンスと収益を求めて、証券会社や支援の関係会社が勢いを増している。

当社も創立4,5年ではあるが、ビジネスモデルが確立したこの機会に、IPOを目指す。そのための管理部門の体制強化をこの2,3ヶ月行ってい。

今日は、日興コーデイアル証券との打ち合わせがあり私も参加。

予備審査や経営情報から判断し、日興として主幹事を受けるかどうか、来週の社内会議を持ち、来年早々には、決定したいとのことである。

上場できるかどうかについて、計画達成度や業績の伸び率、内部統制レベル状況などから慎重に判断し、主幹事証券会社として受けるかどうか決めるそうだ。決定は1月になる。

一方、日興は、今苦境に立っている。計算書類の虚偽記載による法令違反が発覚した。上場を目指す企業にとっては、
証券会社は上場申請のハードルを越えるための良き指導者のはずである。それが、証券取引法違反を犯したのだ。整理ポスト入りだ。

金融庁は黙っていないと思う。最近、金融庁は金融関連会社にたいして、意識的に厳しい対応をしている。証券取引委員会が毅然とした態度を取っている。損保や銀行に対して厳しい処分。ここにきて、証券での‘生贄‘が出たという状況である。

金融業界、そして証券会社の規律と法令順守を各企業に定着させるためには、大手の日興は格好の材料になる。

きっと、政治家や官庁主導の厳しい処分が出るものと想像する。

しかし、当社の重要課題のIPOの実施をその犠牲にはしたくない。内部統制の効いた、健全な証券会社は沢山あるはずである。
                   ロンドンブリッジ

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