フランクル

2007年2月9日 お仕事
一気に読んだ、「夜と霧」。

壮絶な経験をした、精神医学の専門家が、強制収容所から40歳で開放され、それ以降、50年間以上生き続け、92歳で亡くなっている。

この生命力はどこから来ているのだろうか。心の持ちようにあることが、繰り返し書かれている。

生前のシニアの白髪のフランクルは、実にいい顔をしている。爽やかで、すっきりしたスナップ写真。

内面が、心が充実した人は、それが顔の表情に沁み出して、こういう満ち足りた顔になるのだろう。

内面の苦しみは、それを凌駕した時、表面では逆に全てを昇華して、残ったものはダイヤモンドのように輝くのかもしれない。

収容所での死と隣り合わせた経験があったからこそ、締まった‘いい顔‘になった。

21世紀の今、日々の生活の中で、”自由な心を持ち続けること”そんな生き方が出来たら、理想だ。もう遅いかもしれないが、少しでも迫ってみたいものである、V.E.Franklの心境に。
                     ロンドンブリッジ

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