生産消費経済

2007年3月1日 お仕事
「金融経済」に対して、「生産消費経済」と言う言葉がある。

アドルフ・トフラーの著書にある言葉の翻訳である。

賃金などが払われる経済が今まで主流で、GDPとしてカウントされ、経済学者が対象としている経済が、金融経済。

生産のための労働があるが、その対価は払われずに、生産物が消費される経済が、生産消費経済という。主婦が家族のために作る食事などが典型的で、この働きの経済効果を計算すると、多分今のGDPに匹敵する程の価値があると主張している。

やや社会的な繋がりにおいては後退した感じで呼ばれる、‘専業主婦‘と言う言葉も、見直されるべきではないか。

家庭の一切合財の仕事を切り盛りしている労働を価値評価したらどの位なるだろうか。

21世紀の経済では、表面に現れた計算出来る経済に加えて、今までカウントされなかったが社会生活に欠かせない貴重な生産活動が評価され、それらを合わせた全体を経済として考えるようになる可能性が高い。

革命的な世界を評価する視点と言えるのではないだろうか。
                     ロンドンブリッジ

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