人事と人財

2007年3月12日 お仕事
「企業は人なり」と言う。

成功した経営者は‘結局は人が全てである‘とあの「私の履歴書」に書いている。

起業して間もない伸び盛りの企業にとって、プロジェクトや新規案件が湯水の様に出てくるので当然人手不足だ。

問題は、利益に如何に繋げられるかの戦略的な読みであろう。

人を採用すると、企業にとって大きな負担である。サラリー以外にも、正規社員とすれば、プラスのコストが掛かる。

一方、売上を拡大するには人財が必要であるのは間違いない。

しかし採用しても、直ぐに売上増にならないのが辛い。

以前、ロンドンで、人手を確保するために人材コンサルタント会社から英人を採用したことがある。

売込みは、本人も紹介会社も完璧。

でも、実際には期待度の半分だった。

新しい人に期待するが、良い人に当たる確立は低い。

ロンドンで、10年いたベテラン社員(英人)を退職させて新人の若手に代えた。新人は良いと思ったが、結果としてやはりベテランの永い経験が優れていることを思い知らされた。

勿論、永年の勤勉に報いて満足してもらえる退職金を奮発し、転職先も世話している。

新人(英人)の売込みと忠実な態度にほだされて期待した。一緒にやってみたが、課題の事業撤退という難しい課題をこなす力量の無いことを知らされた。

今、良い人財を見つけ出すのは大変難しいと、心底思っている。
                     ロンドンブリッジ

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