テレビで東大入学試験結果発表の報道を見た。

受験番号を見つけた学生の表情。これまでの辛かった努力が報われて泣き出す者の表情をカメラは追った。

合格した者の顔は、何ともいえない最高の表情だ。

願いが報われなかった者にとっては、きつい人生の一幕である。

こんなことで絶望しないで欲しいと思う。

問題は、合格をどう捉えるかにある。

これからスタートとみるか、それともこつこつやる勉強は終わりと考えるかには、大きな違いがある。

入学試験に向けての頑張りは大変だったと思う。

青春の大事な時期に欲望を抑え、自己コントロールで、ただひたすら大学の門をこじ開けるために頑張った。

この人生の関門を乗り越えるための努力を、以前は、大企業の人事は高く評価していた。

それは、アンドレ・トフラーが言う、第二の波「工業経済社会」でのことだ。

今は、第三の波の時代、知識経済社会である。インターネット革命の影響が大きい。

個人が持つ知識が重要視され、個性・専門が問われる。

大学入学と同時に、自分の興味・強みを求めるprocessがスタートすると考えて欲しい。

無限の可能性を秘めた若者の気力を期待したい。

定年を迎えたシニア層が大学入学と似たような挑戦の気持でこれからの人生を過ごせたら素晴らしいと思う。
                   ロンドンブリッジ

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