第二の職場

2007年4月1日 お仕事
大学同期の会合の近況報告は、永年の勤務先を退き、次の身の振り方に触れるものが多い。

家にいて、のんびりするというのは、少ない。

裏に奥さんの意向で一日中家に居ることが無いよう注文を付けられていることをそれとなく匂わす者も結構いる。

本当は自分の気持が世間との係わりを望んでいるのであって、奥さんのことは付け足しであると思う。格好をつけているだけ。

職を辞すことが決まると、仕事の付き合い先や職場の先輩などから、声が掛かる者も多いらしい。

現役時代の人間関係の賜物である。

公務員の人材バンク創設が政治テーマになっている。天下りを無くためというのが大義名分である。

果たして、思惑通り上手くいくのだろうか。

各役所で、第二の職場の面倒をみないことになり、民間からの人材募集に対応することにするという。

安穏としていられない公務員は、現役時代から、自分独自に人脈を作りにいそしみ、セカンドライフの職場探しに熱中することになるのではあるまいか。

仕事に身が入らず、最悪である。

民間企業での第二の職場探しの運・不運の結果の事例をみれば、公務員が考え行動する図式が見透けてしまう。

シニアがいつまでも頑張っているのを知ると、その人を頼もしく思い、拍手喝采したいと思うと同時に、皆、自分の活躍のchanceを求めているのである。
                     ロンドンブリッジ

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