英国労働党の党首、ブレアー首相が、今日退陣を正式に発表した。

来月6月27日に、次期首相が誕生して、完全に禅譲する。

10年首相を勤めた。

日本では考えられない長期政権である。

43歳の若さで首相となり、颯爽としていて行動力が有り、話しが上手く、情熱があり人気は抜群だった。

英国北部のnew castleの近くのダーラムの辺りを選挙区として、労働者を多く抱える自動車生産工場には、節目には顔を出していた。

ロンドンに滞在していた頃に、テレビで国会議事堂に当たる(Big Ben)での保守党党首との論戦のニュースを良く見た。

ユーモアと明るさと歯切れの良さとかっこよさが際立っていた。

退陣は寂しい気がするが、もう潮時かとも思う。

次は、経済面を一手に引き受け実績を挙げた、年上のブラウン蔵相の昇格が決まっている。

派手さは、Blair氏には適わないが、知名度は申し分ないと言える。

スイスのIMDの最近の国別国力調査データによれば、英国の国力は、日本より遥かに上である。

これも、Blair、Brown両氏の功績である。

サッチャーに次ぐ、第二の長期政権だったブレアー氏が、歴史に残る存在かどうか、まだ何とも言えないが、私にとっては心に残る大首相である。
                    ロンドンブリッジ

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