検索して‘レクイエム‘の意味を調べた。

モーツアルトが作曲した「死を悼むミサ曲」の曲名でもある。

読んだ本の書名になっていた。

バブルが弾け不良債権を抱えた金融機関で、貸付金回収業務担当に任命され、倒産を回避するために献身的に業務に没頭した男の空しい”死”の鎮魂歌が時系列的に、切々と記述された本。

その資産回収チームのリーダーがある日突然心筋梗塞で亡くなった。

その死を悼み書かれた本である。

1986年から2006年までの20年間について、日本の金融事情の一面のおさらいになった。

90年代の日本の経済は失われた10年と言われ、地価下落、株下落で金融界・経済界は大混乱であった。

世界第二の経済大国は、ここから地盤沈下が始まった。

バブル時、世界の不動産を漁った日本。海外からは、経済面での世界侵略に見えた違いない、第二次世界大戦の経済版。

今、世界は、日本の経済面の復活を望んでいないような気がする。お行儀が悪すぎるから。

第二次世界大戦後とバブル崩壊後とは、現象は全く違うが、海外の日本を見る目は似ているような気がしてならない。

日本人としての‘品格‘が問われている。

藤原先生の「国家の品格」はベストセラーになった。
                       ロンドンブリッジ

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