あだ(徒)花

2008年3月9日 日常
少し前小泉内閣は、‘貯蓄から投資へ’をスローガンに掲げ国民に発破を掛けた。竹中平蔵氏の口癖だった。

金利の付かない預金に置いておかず運用で儲けて老後の資金にせよ、と。

国がシニア層に給付する年金だけでは満足できる充分な生活が出来ないことのカモフラージュのように。

アメリカはそれが普通で若いときから運用に余念が無い。一方英国やスエーデンあたりは年金が厚いので運用もするが年金に不安は無いし、預金金利も高い。

それが今投資信託や株式は散々な状況。なけなしの資産が目減りだ。世界中そうだが特に日本が酷い。

郵便局が売り出し信用して買ったお年寄りは災難だ。

どの金融機関も、購入者の「自己責任」と書かれた紙面を水戸黄門の印籠の様にかざしてそ知らぬ顔。

‘徒花’の実質が伴わないと言う意味とは少しずれるが、あのスローガンは徒花だったと言いたい。

今はじっと我慢を決めて、その内に世の中の潮目が変わることを待つしかないか。
                       ロンドンブリッジ

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