「国際金融シンポジュウム」という見出しに引かれて参加した。

会のタイトルは「サブプライム危機と国際金融の新局面」と正に旬のテーマ。

会場は皇居前の東京會舘と絶好の場所。満員の盛況だった。

主催は「国際通貨研究所」行天理事長の開会スピーチで始まった。

基調講演が2本。短い時間で早口だったが、パワーポイントでの説明は参考になった。

モルガンスタンレーのフェルドマン調査部長の日本語での講演は良かった。

「日本は海外で起こる危機に対する免疫力をもっと付けて欲しい」との結びの言葉は示唆に富んでいた。

パネルディスカッションでは榊原教授が、「小泉内閣で竹中氏が金利を上げなかったために、今この円高に対する対抗手段としての金融緩和が出来ない状況になった。日本はこれから更に円高になる。景気も悪くなるし、株も下がる。中国もバブルが弾けて金融危機の恐れがある」と話していたのが印象に残った。

榊原氏は「危機の状況になると自分は元気が出る」と言いながら楽しそうに上記のようなきついことを言い放った。

サブプライム問題の根っ子にあるのは、「米国人の倫理観の欠如」とモルガン証券はさらっと言った。これはバブル現象での世界共通の現象ですな。
                       ロンドンブリッジ

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年7月  >>
293012345
6789101112
13141516171819
20212223242526
272829303112

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索