第二の職場

2007年4月1日 お仕事
大学同期の会合の近況報告は、永年の勤務先を退き、次の身の振り方に触れるものが多い。

家にいて、のんびりするというのは、少ない。

裏に奥さんの意向で一日中家に居ることが無いよう注文を付けられていることをそれとなく匂わす者も結構いる。

本当は自分の気持が世間との係わりを望んでいるのであって、奥さんのことは付け足しであると思う。格好をつけているだけ。

職を辞すことが決まると、仕事の付き合い先や職場の先輩などから、声が掛かる者も多いらしい。

現役時代の人間関係の賜物である。

公務員の人材バンク創設が政治テーマになっている。天下りを無くためというのが大義名分である。

果たして、思惑通り上手くいくのだろうか。

各役所で、第二の職場の面倒をみないことになり、民間からの人材募集に対応することにするという。

安穏としていられない公務員は、現役時代から、自分独自に人脈を作りにいそしみ、セカンドライフの職場探しに熱中することになるのではあるまいか。

仕事に身が入らず、最悪である。

民間企業での第二の職場探しの運・不運の結果の事例をみれば、公務員が考え行動する図式が見透けてしまう。

シニアがいつまでも頑張っているのを知ると、その人を頼もしく思い、拍手喝采したいと思うと同時に、皆、自分の活躍のchanceを求めているのである。
                     ロンドンブリッジ

圏央道

2007年3月31日 日常
今年の6月頃、工事中の圏央道が、鶴ヶ島ICから八王子ICまで開通するらしい。

これで、関越高速と中央高速が結ばれ、便利になる。

平行する16号線の混雑は大分解消されるでしょう。

東京中心に放射状に延びた高速道路で、北海道から九州までクルマで行けるようになって久しい。

一方、東京のセンターを走る高速の混雑にはうんざり。環状道路の不備が原因。

山手道路、環七、環八があるが、交通量の方が多く万年混雑。

東京環状道路(東環道)もぶつ切りで、全部の高速道路と繋がるのはいつのことやら。

東京の環状道路の一番外側が、圏央道。この道路は、東京都西部の都下を一部通過するが、殆どが東京をぐるっと取り巻く、神奈川、埼玉、千葉の首都圏の各県を通ることになっている。

東京通過を迂回でき、東京の高速道路の混雑緩和に貢献。

完成すれば、我が家の近くのインターチェンジから高速に入れば、東西南北どこにでも高速道路で行けるようになる。

そういえば、ロンドンは、街のセンターから20〜30分の所に、片道4車線位の環状道路があり、先ずここに入れば、英国中津々浦々までどこにでも行けるように出来ている。

距離的には、日本の東環道のイメージである。車線の数が全く違うけれど。

道路を良くするための取り組みは、英国では先手先手で積極的である。歴史的に住宅事情が全く違うのが、大きな要素の一つかと思う。

高速道路代は、一部の工事後の道路以外は、原則freeである。

その代り、ガソリン代に含めて利用者から徴収する仕組みになっており、日本よりもガソリンは高い。

東環道と圏央道の早期貫通を願いたい。

生きている間には無理かな!
                     ロンドンブリッジ
何と言うことか、またも英国人の若い女性が日本で殺された。

確か6〜7年前にも、ホステスをしていた女性が殺され、三浦半島の諸磯港の小さな洞窟に埋められたことがあった。

そのことは、自分がロンドンに駐在中で、テレビでも暫らく放映されていて、気丈夫な父親が怒りを顕わにしていたのを思い出す。

そして今回は、英会話の講師をしていた若い美人。

何故、日本人男性の毒牙の餌食になるのか。

ロンドンで一緒に仕事をした英国人女性は、皆、気が強く、自分の意見をハッキリ言うタイプ。英国の女性は強いという印象で、迂闊なことをすれば、セクハラの訴えにで苦しめられそうなタイプであった。

それが、日本に来る女性のタイプは違うのだろうか。

警戒心が無さ過ぎる。もっとも、日本に来て、日本の男の善悪を俄かに判断するのは困難かもしれない。

急遽来日した実の父親と恋人の記者会見。気持を察するに余りある。

娘が、くだらない男の手にかかって殺されるなんて、親父として犯人を許せるわけが無い。

自分の手で、犯人を絞め殺したい気持であろうと思う。

こんな事件は、日本だけではなく、世界中で起こっている。

人の運命、こんなことに遭遇する人と、同じような行動をしていながら、何の不運に合わない人との差は何なのだろうか。

その人に定められた‘運命‘としか考えられない。実に悲しく残念である。
                   ロンドンブリッジ
                  
Q社にとって、国内販売の建て直しが重要課題になって久しい。

競合相手に差を付けられ下位にも抜かれた販売数量。

海外で稼いで収益の格好をつけてきたが、国内は惨めな状態である。

対策案が出た。またも古くからのやり方の販売組織をいじるというもの。

本社の販売部隊と全国の販売店の間に、地域販売組織を新設し販売力を強化する。

こんな方法は、昔も繰り返し実施され、決して上手く機能しなかった。

販売力が抜本的に強化されていないから、一向に改善されないままである。

人・もの・カネの面で競合他社の販売力との差が縮らないし、むしろ差が開いてさえいるとしか私には思えない。

組織が問題なのではないことに気づいていないことが問題である。

今や、国内の販売網は、販売数量からみて、人も拠点も過剰である。

今回の会社方針の発表の真意は、戦線縮小にあるのは明白。

過剰な拠点と人員を思い切って削減し、固定的な経費を思い切って下げて、今の販売数量でも利益が出るようにすることが、本当の狙いであろう。

人事評価の成果主義導入とカッコよく新聞発表した会社の真の狙いが総人件費の削減だった、と言うのは良く知られている。

それと今回も同様の発想の様な気がする。

Q社は、少なくとも国内においては、段々疲弊していかざるを得ない。
                   ロンドンブリッジ
孫さんの顔が輝いていた。

ソフトバンクの福利厚生の一環として、社員の出産に対する祝い金を発表した。

5人目は、500万円だそうだ。

ソフトバンクには、5人の子持ちが、今3人いるそうだ。

女性の平均出産率が、1.29人の時代。

先ずは、これが2人になればと願う。

それにしても、孫さんの発想は豊かだ。時代の流れを捉え、消費者やマスコミの気持に訴えるテーマを的確にキャッチしている。

携帯電話での0円も話題を呼んだが、今回も話題性において実に見事である。

比較するのは孫さんに失礼であるが、あのライブドアの堀江貴文に、自社のビジネスにしっかり足を置き、時代の潮流を良く読んだ上でアピールするセンスを持ちあせていれば、あのように挫折することは無かっただろうと思う。
                   ロンドンブリッジ

団塊世代の退職

2007年3月27日
今年は、1947年生まれの人口の多い団塊世代の60歳定年制による退職が始まる。

新聞が企業に対しての調査を行った結果が出た。

製造業の多くが、熟練した技術者の退職での技術継承の喪失による不安を訴えている。

その一方、企業はビジネスチャンスとも見ており、旅行、リフーム、金融などが、商魂を逞しくしている。

個人差はあると思うが、今の60歳は元気だ。体力もあるし、頭脳も衰えていないはず。

脳細胞は、年とともに益々増えると言われている。

体調のコントロールさえ間違えなければ、成人病も回避できる。

定年延長65歳が言われ始めている。個人の事情を勘案することも必要かもしれないが、延長に賛成だ。

同じ職場を継続すことも良いが、新たな興味ある全く違う業種にchallengeするのも良いと思う。

自分は、未知の業種に飛び込んで分からないことも多いが、新鮮な気持でやりがいを感じている。

定年延長雇用促進法によって、個人との再契約で勤務を継続することが制度化された。

再契約でサラリーは下がるが、家に閉じこもって、「粗大ごみ」扱いされるより、男にとっては、はるかに元気が出るのは確かだ。

セカンドライフは余裕が欲しい。

仕事だけでなく、本当に好きなこと、楽しくて仕方がないことに没頭する時間もバランス良く持ちたい。

社会との係りを絶やさず、生涯現役の生き方を徹底し、PPK(ピン・ピン・コロリ)と行きたいものである。それが理想である。
                     ロンドンブリッジ

バブル

2007年3月26日 お仕事
改めて、1990年頃のバブルが弾けた時の経緯を読んだ。

企業が本業を出し置いて、資産の運用や転がしで利益を得ようとしたことからバブルになった。

このバブルをあおったのが銀行だ。銀行は、商品であるお金の在庫(?)が余分にあっため、会社や富裕層にお金を売り込み、土地や株やゴルフ会員権やマンションが高騰した。

バブルの異常さを解消しようとして、大蔵省や政府は、公定歩合を上げた。金利が上がり、企業業績が悪化し、資産を売却して、地価やマンション価格は急落。バブルが弾けた。

企業が業績悪化したとき、銀行も早期に対策を打つことで協力していれば、不良資産があそこまで膨らまないで済んだと思う。

銀行は、病魔に犯され始めた企業に、さらに資金を貸し付けて、倒産させないで延命を図った。表面化を先延ばししたわけだ。

益々重症になったことは周知の通り。

銀行、防衛本能のみ。

1998年、BIS規制で自己資本8%基準が世界基準となった。
海外支店を持つ銀行は焦って、自己資本のupに没頭。

ロンドン法人に居た自分の会社にも、現地の邦人銀行がやってきて、規制に対応するために、当社への貸付金を返済して欲しいと突然要求してきた。

焦った。自分勝手で怒り心頭。今でも、その時のことを思い出すと、怒りを覚える。

それでいて、半年もして資金のだぶつきで余裕が出来たのか、借りてくれと言ってきたのだった。

これが、ビジネスの世界の実態なのである。
                    ロンドンブリッジ
                  

上野の森

2007年3月25日 友達
雨上がりの曇り空であったが、上野の桜は咲き始めていた。

木によっては、三分から五分と言っても良い。咲いたばかりで、実に初々しく感じた。

待ちきれない何組かのお花見組みが、宴会をしていた。

天気に恵まれ気温も上がりそうな今週半ばが満開になろう。

12時、水月ホテル・鴎外荘の食事から、今日のKD会(中学のクラス会)は始まった。総勢9名、男は幹事役の自分だけで、「黒一点」。

女性群は皆元気で、圧倒された。奥さん業と母業を見事にやり遂げ肉体的にも健康に恵まれていて、皆、今をenjoyしているようで明るい。

先生も驚くほど元気だった。毎日踊りの練習や指導で多忙とのこと。シニアの過ごし方を身をもって示してくれている。

料理は、ホテル自慢の懐石料理で、味も量も納得した。

東京都美術館では、パリのオルセー美術館展をやっていた。

モネ、ドガ、ゴーギャン、ルノアール等印象派が多くきており、ほろ酔い加減で鑑賞。これは、KD会の第二部。

ロンドン滞在時に、パリに行った時、オルセー美術館もじっくり見学した。モネの絵に圧倒され感動したのを今でもハッキリ覚えている。

昔、鉄道駅であったものを改造して造られたオルセー美術館は、建物としても独特で、美しい。その美術館に飾られた絵は、絵と展示会場が一体となって、感動を与えてくれた。

それと比較するのは、ナンセンスかもしれないが、展示会場はやや物足りなかった。

帰りに、不忍池のほとりを通った。久し振りだ。数多くの屋台で、古物やジーパンなどが売られていた。これから1週間、相当賑わうことが想像される。

駅からの帰りに、歩きながら自宅までの間にある小公園の桜の大木の開花状況を見上げると、赤味を帯びたつぼみが大きく成長していたが、まだ花びらは見れなかった。

この辺りが上野と比べると気温が低いことの‘証‘と言えそうだ。
                     ロンドンブリッジ  

BRICS

2007年3月24日 お仕事
景気は、個人消費が最も多い40〜45歳の人口の多寡で決まるという。

此処に来て、団塊ジュニアがこの年齢になり、景気回復に貢献しているとの解説を聞くと、それなりに説得力がある。

新興国と言われ経済成長著しい、ブラジル、ロシア、インド、中国の4カ国が、米国のフアンドがかなり以前からBRICSと称して、日本でも注目されてきた。

上記の理屈では、ロシアはこの先余り期待できないことになる。人口が減少傾向にあり、40〜45歳の層も減少するから。

それに比べると、ブラジル、インド、中国の3カ国は、益々景気を底上げする人口層が豊富で、益々景気向上が期待できる。

いずれ、新興のレベルから安定段階に突入して、ワンランク上の経済国になっていることと思う。

次の期待国として、VISTA5が取り上げられている。
Vietnam,Indonesia,South Africa,Turkey,Argentinaの5カ国。

これも、金稼ぎに余念のないファンドの仕掛けである。
                    ロンドンブリッジ
東京メトロの‘沿線だより‘に、播磨坂が出ていた。

桜祭りを行う場所の紹介。他に江戸川橋などがあった。

丸の内線の茗荷谷駅から近い。

ここ2年ほど、ここで仲間とお花見をしている。

千本桜とはいかないが、幅の広い道路の真ん中にあるゆったりした歩道の両サイドを桜の列が見事に咲き誇り実に壮観である。

満開時には結構賑わい、うっかりすると座る場所がないほど。

地もとの仲間が場所どりをする。逗子からくるメンバーもいて、ここで桜を見るのもこの仲間での年間行事の一つである。

今年の満開は、3月末から4月初めであろう。

だが、メールでの日程調整に一苦労。一人がシンガポールにいる孫に会いに行き、4月4日まで帰国しないらしい。

海外行きを抜きでやろうと言う者はいない。

結局、4月7日(土)に播磨坂で会うこととなった。

花が散りきった桜の木を見ながら、いつものマットの上ではなく、ベンチに座っての簡単な乾杯になりそうだ。

どうせ、その後はどこかで会食。メンバーは男女4名づつで、この酒席が楽しみで集まる。

今年は、‘お花見‘ではなく、”桜のお枝見”ということになりそうだ。
                    ロンドンブリッジ
メルボルンで開けれている世界水泳。最初の種目はシンクロ。

水の中で‘立ち泳ぎ‘をしながら、水上に上半身を高く出したり、倒立でお腹当たりまでを見せる技に驚いた。

スピード、しなやかさ、流れるような手と足のコンビネーション、実に美しい。

人魚だ。水の中のバレ-そのもの。いかに彼女たちの演技をいかに表現しても、どれも的確に表現できそうも無い。

体格的に、手足の長い欧米の選手に比べて、我が同胞は不利である。

其処は持ち前のチームワークと正確性でカバーして、銀や銅のメダルを獲得した。実に立派だ。

各国のレベルがアップする中、これからもメダルを取るには、サッカーの全日本のオシム監督がいみじくも言った、‘日本人に合ったサッカーを目指すべき‘が、シンクロにも勿論当てはまると思う。

肉体的な不利にめげずに、独自の境地を切り開いて欲しいと願う。

それにしても、シンクロ競技に、男性の部が無いのは何故か。

人魚は女性しか考えられません。

男性の人魚なんて見たくない、が答えです。
                    ロンドンブリッジ
テレビで東大入学試験結果発表の報道を見た。

受験番号を見つけた学生の表情。これまでの辛かった努力が報われて泣き出す者の表情をカメラは追った。

合格した者の顔は、何ともいえない最高の表情だ。

願いが報われなかった者にとっては、きつい人生の一幕である。

こんなことで絶望しないで欲しいと思う。

問題は、合格をどう捉えるかにある。

これからスタートとみるか、それともこつこつやる勉強は終わりと考えるかには、大きな違いがある。

入学試験に向けての頑張りは大変だったと思う。

青春の大事な時期に欲望を抑え、自己コントロールで、ただひたすら大学の門をこじ開けるために頑張った。

この人生の関門を乗り越えるための努力を、以前は、大企業の人事は高く評価していた。

それは、アンドレ・トフラーが言う、第二の波「工業経済社会」でのことだ。

今は、第三の波の時代、知識経済社会である。インターネット革命の影響が大きい。

個人が持つ知識が重要視され、個性・専門が問われる。

大学入学と同時に、自分の興味・強みを求めるprocessがスタートすると考えて欲しい。

無限の可能性を秘めた若者の気力を期待したい。

定年を迎えたシニア層が大学入学と似たような挑戦の気持でこれからの人生を過ごせたら素晴らしいと思う。
                   ロンドンブリッジ
昔、London滞在中に、偶に行ったゴルフ場の一つにLamarwoodがある。

家からクルマで45分位の、牧場のある田園風景の中にある。

ゆったりしていて自然の雑木林に仕切られているかと思うと、暫らく行くと他のホールは木が生えておらずブッシュに覆われている。

変化に富んでいて面白いコースである。

自然のままにホールが作られていて、雄大である。

ボールが入ろうものなら、まず見つからない。代わりに他人のボールが手に入ることもあるが。

何より印象に残っているのは、確か16番ホールの、そこから見える、隣の牧場の絵のような光景である。

昔ながらの煙突のあるレンガの家、回りには羊、馬が群がり、春には緑の草原のあちこちが菜の花畑で黄色に染まる。

いつも見るたびに、美しさに心が洗われる思いであった。

ゴルフ以上の喜びがあった。

今も、その光景は脳裏にハッキリと刻まれている。

出来ることなら油絵にでもしたいと思っているが、いつ実現できるか。

油絵は、絵の具がやっかいで描く場所が問題。自宅では許されないので、当分実現しそうもない。

頭の中に、Lamarwoodの景色はしっかり刻まれており、折に触れて思い出す。

日本では、多分見れない光景だと思う。

印象深く大切に脳裏にしまっておきたい、美しい景色の一つである。
                   ロンドンブリッジ   
初めてお目にかかった言葉「センテナリアン」。英語で‘centenarian‘と書く。

Centuryからきていて、100歳以上の人のこと。

日本には、約3万人近い人が今いるという。

若さと健康の秘密は、脳内の「ベーター・エンドルフイン」というホルモンにあるらしい。これにより、「嬉しい」「楽しい」「気持が良い」という快感を感じる。

ベーター・エンドルフインが全身の血液循環を良くし肌に輝きと潤いを与えてくれる。これを別名、ときめきホルモンと言うそうだ。

体の内から、積極的にときめきを引き起こすことにより、このホルモンが働き、若々しさを演出してくれる。

一方、老化の原因が、活性酸素にあることは良く知られている。

活性酸素を発生させる元は、例えば、ストレスによる血液の悪循環、タバコや多量の飲酒など色々ある。

抗酸化物質を多く含む野菜や果物を取り、体内に補給する必要があるのだ。

活性酸素は、細胞膜に目詰まりを起こし、老廃物の排泄が上手く行かなくなる要因。脳の機能の低下の原因にもなっている。

こうした若さの敵を知ることで、対策を打つことで、センテナリアンと言わないが、少しでもあやかりたい者である。

‘もう遅い‘と言われそうだが。
                    ロンドンブリッジ

所詮ゼロサム

2007年3月18日 お仕事
ゼロサムとは、プラスとマイナスをするとゼロということ。

社会には、このゼロサムという現象が多い。

例えば、株式投資は所詮ゼロサムだという。

誰かが儲かれば、その分損をしている人がいるということになる。投資家全員がプラスと言うことはありえない。

外資ヘッジファンドの日本投資が、東京取引証券所の株価に多大の影響を与えているのは周知の事実だ。

仮に、ヘッジファンドが日本株を売り抜け利益確定に走ったとすると、その裏には、株価の下落によって、同額の損をした人がいるということである。

自分がプラスサイド、勝ち組でいるためには相当の集中力が必要である。うっかりしていると寝首を掛かれる。

このゼロサムは、至る所に現存している。上層部と下部。裕福層と貧困層などなど。

どうせなら誰しもプラスサイドでありたいもの。

この境目の差は、何がもたらすのか。

目的を明確に意識して、着実に努力することか。

不確定要素も多いこの世。

‘人事を尽くして天命を待つ‘しかないと思う。
                     ロンドンブリッジ
人間ドックの成績表(?)が送られてきた。

総合コメントには、実に色々懸念される事項が記入されている。

60年以上、好き勝手にやってきたのだから、体に変調が現れても当然の報いだと思っている。

第一の注意は、「肥満度、体脂肪率が上昇。食生活に留意し体重管理に努めましょう。」だ。

この2,3年努力して体重を5Kg下げたにも拘らず、バッサリだ。

第二は、「肺機能で軽度の混合性換気障害が認められる」と指摘され、呼吸器内科受診を勧められた。

又、「左下肺野の索状影、大動脈硬化所見がある」とのこと。

第三は、「胃炎及び多発性びらんがある。内視鏡検査の半年から一年以内の受診を勧める」とあった。やろうと思う。

第四には、「腹部超音波検査で、複数の胆石と肝襄胞がある」

こんな具合である。

他に、尿酸値が高めなので引き続きの主治医の指示に従うようコメントがあった。

尿酸値については、もうかれこれ10年以上もザイロリックというクスリのお世話になっている。

今後は、政治の影響で、シニアの医療費負担が増える。シニアとしては、経済的な観点からも、健康をキープしなければならない。

それにしても、今回のメデイカルセンターは、明らかに今までと違って、はるかにコメントや報告書が丁寧で分かりやすい。

誠意を感じる。メデイカルセンターも選ばないといけないと思う。

ここは、建物を改装し設備も充実させており、投資している。

受信者の拡大に熱心で帰りには紹介してくれるよう要望されたが、爽やかなお願いの仕方であったし看護師の対応にも満足感があったので、快諾出来た。

少なくとも来年の定期健診もここでお世話になり、今年の結果と比較しようと思う。
                     ロンドンブリッジ

判決

2007年3月16日 お仕事
時代の寵児と持て囃された若い元経営者に、有罪の判決。

有罪で執行猶予が付かないのは当然だと思う。

証券取引法を犯し、多くの少し欲が深いが善良な株主を上場廃止によって、奈落の底に落としたのだから。

社長でありながら、NO2のCFOのやっていた法律に抵触する決算対策のことを全く知らなかったとうそぶいていることには、憤りさえ感じる。

組織のトップが部下がやっている重要な行為を知らないで組織が回るわけもない。組織の体をなさなくなるし、世間の良識ある社会人に通じる訳が無い。

社長失格を自ら表明しているようなもので、みっともないと思う。

社会や世の中を舐めてはいけないと。

必ず、天罰が下ると思うべきで、そんなに甘くは無いことを、この機会に思い知るべき。

一方、彼はこの5〜6年間の人生に、とても満足感を感じていることと思う。

若くして、成功者に登りつめ、財産も築き、name-valueを得た。

若い人の英雄になった。本も書いて、売れた。

若い人の彼に対する偶像、英雄視は、今回の判決でも、喪失しないと思う。

願うことは、自己満足や欲求の充足ためだけに注力するのでなく、有意義で、世の中の多くの人のためになることに能力を発揮してもらいたいと思う。

彼は、未だ若い。やり直しが充分に聞く年齢だ。

自戒と自省を込めてのコメントでした。
                     ロンドンブリッジ

ストレッチ

2007年3月15日 日常
ストレッチを毎朝始めてから、かれこれ5,6年になる。

スタートは、ロンドンの住まいの‘Blair Court‘だった。

きっかけは、あるシニアの舞台女優さんが舞台を無事に勤め上げるために体を鍛えていると言うのを知ったこと。

それ以来、朝のテレビで経済評論番組を見ながら体を動かす。

あの時は、BBCの英語番組だった。

体がほぐれて、血行が良くなるのが分かり、頭への血の巡りも徐々に良くなる。

今では、どこに行ってもこれをやらないと一日が始まらない。

泊りがけの遊びに行っても、必ず体を動かす。それほど習慣化している。

今の季節でも、うっすらと汗をかくこともあり、体が温まり、気分が良い。

出勤時間に以前より余裕が出来、ゆっくり楽しみながらストレッチが出来るのが嬉しい。

体も頭もストレッチして、一日を有意義に過ごす朝のセレモニー。

心身の健康状況を図るバロメーターになっている。

体が言うことを聞く限り、いつまでも続けたいと思う。
                     ロンドンブリッジ
グローバル時代で、知識が価値を産み出し、無形資産こそが評価されなければならない時代になった。

商標権、特許権、著作権は、知恵から生産された資産だ。

わが国は、物づくり大国として、特に高度の精密で高付加価値の工業製品では他国を圧倒してきた。

今、世界でトップレベルの評価を勝ち得ている製品や会社はどの位あるだろうか。

トヨタ、キャノン、シマノなどは、直ぐに思い浮かぶが、後が続かない。

携帯電話のソフトも入るかもしれない。サービス産業にもあるだろうか。

アメリカは、ITやマネジメントスキルでは世界標準の提供国。

グーグルやマイクロソフト、それにコカコーラやマクドナルドなど、数えれば幾らでも出てくる。

こんな風に考えて国ごとに特徴を拾ってみると、ボーダレス時代と言われながら、受身の国は多いが、提供している国は数えるほどしかないのが分かる。
                    ロンドンブリッジ
本のタイトルである。

会社が伸びるかどうかを判断する一つの材料らしい。

トップとの面談によって、将来性が分かるという。

どんな組織でもそのトップの考えやタイプによって、まとまりや強さが形成される。トップが代わると、ガラッと雰囲気が変わる。

その組織の強さは、トップで分かる。

スポーツでも会社でも良く見られる傾向である。

人の個性が齎す影響力の大きさだ。

スリッパの法則は、スリッパに眼を付けているが、その辺の機微を比ゆ的に表した表現。

評価方法を上手く捕らえていると思う。
                     ロンドンブリッジ

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