IPO

2006年10月24日 お仕事
今、社内スタッフのヒアリングを行っている。若いスタッフは、喜んで応じてくれている。ベンチャー企業はギリギリの少ない従業員で業務をこなしているので、毎日皆自分の仕事をこなすのにフル稼働であまり横の連携は無い。

それだけに私との対話には、新鮮な感覚で対応してくれたようだ。皆、本音で自分の仕事や困っていることや今後の課題をはなしてくれた。

特に、会社に対する思いはそれぞれ。一人は、会社の将来のVISIONが欲しいと言う。リーダーシップで皆を引っ張ってくれるリーダーが必要と言い切る。勿論今のトップの内に秘めた信念の力強さを認めてはいるのだが、組織を活性化させるためには、外に現れる指導性が欲しいというのだ。

創立四年のベンチャー企業は、スタッフは皆中途入社、即ち他の会社での経験を持ち、しかも何らかの不満で転職してきた者ばかりだ。自分で独立して起業することを願っている者の集団と言っても過言ではない。そうした一匹狼的な人材の集団を如何に纏め、ベクトルを合わせて一つの方向に導いていくか、トップの手腕が問われる。勿論、協力してトップを支えたい。
                     ロンドンブリッジ 
今日、6月末退職してから4ヶ月ぶりに次の仕事がstartした。
創立4年で、総勢17人のベンチャー企業である。今後、基盤が固まり、ゆるぎない磐石の企業に発展するか、或いはその内に息切れするのか、暫らくの間が正念場である。兎に角、全員が若い。そして、皆、転職組だけで構成された組織で、若いが、皆何故か表面的には冷めていて浮ついた者などいない。若いが、落ち着いていて安定感がある。一日居て、自分にとって雰囲気は悪くない。

インターネットでの広告とポイント提供とcash-backを組み合わせたビジネスドメインを業とする会社である。自分にとって、全くの門外漢であり、未経験の世界であるが、かなり興味がある。

自分の経験をつぎ込み、またそれ以上に、何とか一人前の会社になるように皆と力を合わせて情熱を持って全神経と脳の神経細胞を研ぎ澄まして、体当たりでやって行こうと思う。

年齢的にはシニアのレベルではあるが、健康に配慮し、気力を高く維持して、積極的に取り組み若い人を助け男にしてあげたいと考えている。
                 ロンドンブリッジ

サウナ

2006年10月20日 お仕事
久し振りにサウナに行った。東久留米にあるごみ焼却所がその熱を利用して温水プールとサウナを運営している。市営の施設で、料金は割安である。10月10日からメンテナンスのために営業停止していたが、今日から再開した。

サウナルームに入ると皆が座る木製の長い椅子が新しいヒノキ材になっていて、新しさを示す木の匂いが鼻を心地よく包んでくれた。真新しいヒノキとその匂いで気分が良かった。もともとサウナが大好きである。20代の頃から、先ずサウナに行って身を軽くして、その後に飲みに行ったりしたこともあったのを思い出す。

サウナの客は、ローカル色が強く、いつも見た顔の人が多い。近辺の住民や仕事もちの人らしく、皆お互いに挨拶をし気楽に楽しんでいる。
親しく話している内容で最も多いのは、登山のこと。何処の山に行ったか,良かったかどうかの品評会が暫し繰り広げられる。
山登り大流行の感がある。中年やシニアには、健康と足腰の鍛錬のためにも最高なのかと思う。仲間と一緒に一つの共通の目標に向かって頑張ることが、脳の活性化にもプラスするのだと思う。

山登りは、先日も低気圧の通過があって、何人かの人が亡くなった。一つ間違うと、命に係るリスクがある。自然の変化には細心の注意と準備をし対応しなければならない。自然の恐ろしさを侮るべからずである。

自分も30年以上前になるが、ヨットで葉山まで行き、帰りに夜になり暗くなって、風が強くなり、諸磯まで戻るのにえらく苦労したことがある。途中漁網にぶつかり遠回りをしながら夜遅く母港に戻れた時は、へとへとだった。乗員は、ANAのスチュワーデスの女性と後輩の男性と私の三人で、飲まず食わず5時間以上の操舵で停留出来た時は、ぐったり。その後の、メバルの煮付けの遅い夕食の美味しかったことが、今でも忘れられない。女性は意外とケロッとしていて怖がっていなかった。我々が真剣に操縦しているのを楽しんでさえいたように思う。スチュワーデスは度胸が出来ているとその時関心したのを思い出す。若き頃の思い出の一つである。 
                  ロンドンブリッジ
今日は、大学の開放講座に参加。テーマの一つは、「東アジアの経済発展と民主化」。講演の要旨は以下の通りでした。

1、民主化と何か。自由になること、参加と競争がある状況で決まる。参加とは、選挙権における、年齢や男女平等参政権など。競争は、選挙での複数立候補での選挙のこと。例えば、北朝鮮の選挙は、小選挙区制(当選者は一人)で候補者は一人しかいない。投票用紙を受けて、その人に賛成ならそのまま用紙を投票箱に入れ、反対の場合は、×をつけて、別の投票箱に入れる。これは、反対者のあぶり出しであって、とても民主的とは言え無い。
民主化については、冷戦終結と共に、市場経済とのペアーで議論されるようになった。

2、一人当たり国民所得(GNP)と民主化の関係。統計的には、緩やかな相関関係があり、所得が高くなれば民主化(フリーダムハウス指標)の度合いも高いと言える。例外は、中東産油国やシンガポールで、所得が高いのに、民主化されていない部分がある。
所得格差と民主化は意外にも無関係である。経済発展をしているとどうしても格差は広がるが、下流層も伸びている限り、政治問題化することは少ない。例えば、中国では経済発展と共に、格差問題が顕著になっている。全体のパイが増えている限り、混乱は起きないが、将来、パイの増加が止まるようになることがあると、政治問題化する可能性がある。中国共産党にとって政権維持のためにも、経済発展をし続けなければならない必然性がある。

3、経済発展が先か、民主化が先か。東アジアの経験では、「権威主義開発体制」と言われる、政府主導による経済発展が先行し、徐々に民主化が齎された。韓国や台湾に代表される。一方、国際機関(世銀等)の主張は、民主化優先論である。最近は、第三の立場として、民主化至上論が台頭している。これは米国に有利な主張である。市場経済に則り、商売がし易い環境は、米国経済にとって有利と言うわけで、現実主義的な立場にある。

以上の様な講義があり、最後に英国のチャーチルの言葉、「デモクラシーは最悪の制度だ。ただし、他のすべての政治制度を除いての話しだが。」と、ラインホールド・ニーバー(米国の神学者で、キッシンジャー等に影響を与えた学者)の「人間の理想がデモクラシーを可能にした。人間の現実がデモクラシーを必要とした。」と言う言葉の紹介で、講義終了となった。脳の空間を新鮮な知識で埋めてもらい、帰路の夜風がとても爽やかでした。
               ロンドンブリッジ
今「成功者の告白」と言う本を読んでいる。サブタイトルに、「5年間の企業ノウハウを3時間で学べる物語」とある。
小説形式を取っているが、実際の著者の経験を書いている。説得力があり、話がリアルでそれだけに面白い。更には、ベンチャー起業家の起業指南書的なノウハウがふんだんに織り込まれていて、かなり参考になる。

特に、ベンチャー企業の創業からの一連の変化の波と対応方法についての解説は、とても参考になった。
起業しての波は、導入期ー成長期ー成熟期ー衰退期と遠慮なく押し寄せて来る。この避けられない波のそれぞれに置いて、必要な人材・タイプは、微妙に違う。

先ずは、起業家が会社を起こす。次に、起業家のアイデイアを実際に具体的に仕事にしていく実務家が必要になり、さらには、ルールと管理の仕組みを作る管理者が必要になる。この後、管理者によって作られた効率的で効果的な仕事の仕組みをシステム化し必要ならコンピューター化することで会社は安定する。
この変化の波に上手に対応するために、冷静に組織を見、潤滑油的な役割をするまとめ役も起業後間のない組織には重要である。

この、起業家、実務家、管理者、まとめ役の四つのタイプが企業の立ち上げから一人前になるために必要なのだ。起業した人がこの全部を持っているわけでないので、如何にして的確な人材を集め、仕事を任せられるかが、その会社の成否を決することになる。失敗した事例は幾らでもある。

このことは、企業だけでなく、家庭でも同じことが言えるというのが、この本の主張である。企業でも、家庭でも、この一連の流れと変化を意識しているかどうかでその組織の安定度は大いに異なる分けである。知っていれば、問題や事件が起こってもじたばたする事もないし、むしろ予め先手を打って対策を講じておくことも出来る。起業家は、家庭への対応を疎かにすると、精神的な支柱であるはずの家庭を失いかねない。十分に注意したい。

どんな組織においても、時の経過と共に多かれ少なかれ必ず起こる波紋のことを頭に入れておけば、起業家にとっても鬼に金棒である。
                ロンドンブリッジ 

懇親会

2006年10月16日 お仕事
今日、新しい会社の歓迎会があった。全社員18名の内、3名が新入で出席者は14名、全員20代,30代と若さ溢れる懇親会だ。場所は、新宿の焼肉店「六歌仙」。

兎に角、皆良く食べ,飲み,駄弁った。トップを含め、同世代の仲間で経営する会社には、変な遠慮や気遣いなど無用で、それぞれが伸び伸びとenjoyしていた。

自分にとって、このような若い世代との懇親会は、久し振り。一緒に居るだけで、若返った。

最近クラス会や同期会に参加することが多いが、全て同年代。自分でどこかの趣味の会にでも入らない限り、若い世代との接触は味わえないのが現状だが、新しい会社では、間違いなく若い世代と交流することが出来る。しかも、会社だから、事業を成功させ発展させるために、真剣な対話や連携が出来るのが嬉しい。

自分が会社の平均年齢を少し高めたことになるが、年の功で貢献することにより、皆の中に溶け込み、楽しくやって生きたいと思っている。今日で受け入れられたかどうかは、まだ確たる自身は無いが。 
                 ロンドンブリッジ
ブログで日記を記し始めて、二ヶ月になる。自分のために書いているのであって、特に他人からのアクセスがあることもない。昔、ノートに日記を書き始めたことがあったが、長続きしなかったが、今回のパソコンでの日記は、今のところ続いている。新鮮さがあって、毎日メールをチェックして、その後自然と日記を打ちたくなるので、当分続くと思う。

内容は、他愛無いことを誰の眼も意識しないで書いているので、第三者に読まれないほうがいいかもしれない。とりわけ読まれて不味い内容のものが有るわけでもないが。

ブログを始めてしばらくたって、ホームページの開設に興味を持った。特に、自分に世間に訴えたい何かがあるわけではないが、パソコンの持つ機能の一つとして、単純に興味を持った。

最近では、個人の開設したホームページを通じてビジネスをして成果を挙げている方々が増えている。コストが余り掛からないので粗利率が良い仕事である。自分で好きなように工夫してトップページを作り、世間に訴えて興味を持った人から反応がある。自分のアクションに対してpositiveなリアクションがあることは、やりがいがあり、楽しいだろうと思っていた。

そこで、今日ホームページ作成に挑んだ。テンプレートにあるモデルを選んで作ってみたが、結論として上手くいかなかった。

図書館から借りた参考書の「わかりやすいホームページ入門」を読みながら、J-COMのサービスにあるホームページ開設プログラムに従って取り組んでみたが、徒労に終わり残念な結果であった。再チャレンジしたいと思う。
やはり、ホームページ開設ソフト(例えば、ホームページビルダー等)を活用することも考えたいと思う。
                 ロンドンブリッジ

ワークスタイル

2006年10月13日 お仕事
今日は、自宅で仕事の資料作りを行った。新勤務が決まって絡もう2週間、自宅勤務なのだ。今は、officeが狭く、自分deskがない。もう直ぐ今の5倍位の広さの事務所に引っ越す子とになっているが、まだ内装工事が終了していない。だから、まだ二日しか会社のofficeには出ていない。資料は三種類作成したが、その内の一つは、明日以降新たな気分でもう一度見直し、必要なら修正を加えようと思う。
それにしても便利になった。パソコンで、WordやExcelで作成して、会社に転送しておいて、officeに出てprintoutすれば即使えるというわけ。
かなり前から、こうした自宅滞在型の仕事のやり方が定着しているのは知っていたが、正にそれを実践したことになる。主婦層を中心にアルバイト的に行われていると言う。
時間を切り売りして拘束時間に応じて賃金を貰うのでは無く、成果報酬型のワークスタイルは仕事のskilを持った人にはwelcomだと思う。ただ、電車に乗り、街の景色や人々の流れを見ない日が、ずーと続くのでは堪らない気はする。そこさえ工夫すれば、このワークスタイルは悪くないと。

自分の場合は、家にじとっと居られることを煩わしく思っている家内の存在と、今日などは丁度良いので留守番役をおおせつかったわけで、やはり毎日officeに通う方を選択した方が良さそうな気がする。工事期間の関係で、今月は、自宅で仕事をする日がありそうだが、来月初めからは、広い事務所に引っ越すことになっているので、毎日officeでのワークスタイルに戻れる。永い習性で、その方が自分には合っていそうで、待ち遠しい。
                 ロンドンブリッジ       

脱皮

2006年10月12日 お仕事
芋虫は、草の葉っぱの裏などにしがみついて、体を手繰り寄せ延ばして前に動いていく。でも大きくは動いていない。見つけても好きな人は殆どいない存在。回りの人から毛嫌いされている。
やがてさなぎの期間があって、そしてさなぎから脱皮して晴れてモンシロチョウになると、様子は一変する。
自由に空を飛び、花から花へと渡り歩き、太陽の降り注ぐ陽気な雰囲気の中をヒラヒラと泳ぎ回り、伸び伸びとしている。皆から愛らしい目でみてもらい、好ましい存在である。

この一連の変化は象徴的である。人の一生に例えてみれば、皆誰でも一刻も早く、蝶になることを望むに違いない。逆に、蝶になることを目標にイモムシの時代はじっと地道に頑張る。

大事なことは、この脱皮することを戦略として、しっかり頭に叩き込み、毎日のやるべきこと、その戦術を、その決められたことを粛々とやり、積み上げていくことで、いつか突然の脱皮がある。飛躍があって、新しい世界に入ることが出来る。

この脱皮の到来を確実に迎えるには、イモムシの地道な時代が必要だ。この時代は決して無駄ではなく、ステップのための必要条件だと言える。今は、さなぎかもしれない。自分の脱皮は、うまくいくことになっている。
                  ロンドンブリッジ

企業化精神

2006年10月11日 お仕事
ベンチャー企業を立ち上げたいという若いやる気のある人が増えているという。高校を出て、専門学校などでデザインや経理を学んで企業の機会を狙う。人生目標がハッキリしている。
職場の雰囲気は極めて明るく、軽快な音楽が流れ自由な雰囲気の中で仕事を粛々とこなしていく。服装は個人の好みによる自由でネクタイや白いワイシャツの者などいない。事務所には、デザイナーが飼い主の小さい犬が愛嬌を振りまきながらちょろちょろしており、エレベーターを降りた客は、先ずこの犬の出迎えを受けることになる。スタッフは、仕事の合間に生き抜きも兼ね、しばしこの犬と戯れて仕事疲れを癒す。

昼食は、12時過ぎから、自分の仕事の状態に合わせて、それぞれが勝手に取りに行く、1時過ぎの者もいて、まちまちだ。仕事の成果が求められるが、どこかの大会社のように時間で縛ることも無い。飽くまでも、自主管理が求められる。時間管理についてスタッフに対してうるさく言う者もいないし、言う必要もない。自覚している。
お客は頻繁に来る、会議室はお客が絶えることが無い。広告会社、雑誌社や会計監査人も来訪し、野村證券も来る。
大方のベンチャーは、早い上場を狙っている。利子の支払いで悩まされるのでなく、株式市場からの資金調達に移行したいのである。

上場するには、売上・利益の安定と共に、社内の管理体制の充実が必要になる。経理・管理の体制、システム管理の充実、そして監査役も置くことを要請される。
組織の強化には、コストが嵩む。少数精鋭者で固めるため途中入社のプロをリクルートし戦力化を図らねばならない。業界の競争は激しいので、speedが全てなのだ。もたもたしていられない。

自分は、そんなベンチャーに9月末から身を置いている。11月初めからは、人数が増えて狭くなったofficeを今の場所から余り遠くはない新officeに移転して、新たにスタートすることになっている。
気持ちを引き締め情熱をもって取り組む。‘やれるこになっている‘と口で呟き、それを信じる。                                   ロンドンブリッジ

選択と集中

2006年10月10日 お仕事
目標をたて、それに向かって必達すべくがむしゃらに努力し頑張ること。これこそ若さの象徴。この実行が、心身の若さを維持する秘訣ではないか。シニアになった今から、これからの生涯、心意気を保持するためにも、この目標設定とひたむきさに再度取り組みたいと思う。
‘気合だ‘、‘やれる‘、‘大丈夫‘
                  ロンドンブリッジ

米国の人口

2006年10月5日 お仕事
米国国勢調査局によると米国の人口が十月中旬に三億人を突破するという。二億人を超えた1967年から40年で一億人が増える。人口の減少や少子高齢化に悩む日本、欧州とは対照的に高い出生率と大量の移民流入によるのだ。2050年には4億人に到達の見込みと言う。
世界の人口を見ると、第一位は中国で13.2億人(2006年)、二位がインドで11.1億人、アメリカは第三位である。この後は、インドネシア、ブラジル、パキスタン、バングラデイッシュ、ロシア、ナイジエリアと九位まで続き、日本は、1.2億人で10位である。
一人の女性が生む子供の数は2.05人(04年)で、赤ちゃんは7秒に一人生まれ、移民は30秒に一人増えている。死亡を差し引くと、10秒に一人の割合で増加するらしい。1967年の2億人到達時点では、移民(外国生まれの米国人)は総人口の5%にすぎなかった
が、12%に増加した。特にスペイン語を話す中南米系(ヒスパニック)が多い。2030年にはその比率は20%を超えると予想されている。主要先進国の中で、人口増が続く米国は異例。日本は05年から人口が減少し始めた。欧州でも少子高齢化が急速に進展している。ロシアでは減少の一途を辿っており、プーチン大統領は5月の年次教書発表時の演説で「人口減がロシアの最も切実な問題だ」と危機感をあらわにした。

人口増と経済の活性化は密接な関連があり、BRICsと言われる4カ国は上位10傑に入っている。その意味では、次の経済発展が期待できるのは、インドネシア、パキスタン、バングラデッシュ、ナイジェリアあたりになるかもしれない。日本では、南ア、ベトナム、エジプトあたりがBRICsに続く候補に上げられているが、人口が経済発展の主要な要因になることに一層注目したいと思う。
                    ロンドンブリッジ
あまり意識していなかったが、世界の各国にそれぞれ株式市場があることを新聞を見て気付かされた。日頃は、日本と米国の市場の動きにばかり気をとられていた。米国のダウの上・下が日本の株価に影響するとのアナリストのコメントには日常的に接している影響が大きい。

今年の4〜9月は、中国(上海)が35%upでトップ。フイリッピン、インドネシアが続いた。世界の株式市場でアジア株の上昇が鮮明になっている。上海総合株価指数は、懸案であった国有企業などの非流通株の改革が進んだことも安心感に繋がったと言う。財政収支の改善や株価の値ごろ感から東南アジア株も堅調。インド株も一時の株安から急速に戻っている。

欧米主要国では過去最高値圏にある米ダウ工業株三十種平均が約5%と上昇率はトップ。米利上げ休止や企業収益の好調が株高を齎した。英国やドイツは横這いであった。

一方、日経平均株価は5%超の下落。昨年は4割超上昇したため高値警戒感が浮上し、外国人投資家の資金の流入が鈍っている影響もある。

金融のグローバル化で世界のマネーが投資先を循環しながら物色する傾向があり、今は日本株には向かっていない状況。

また、中東の産油国の下げが目立つ。サウジやアラブ首長国連邦の株価指数は、30%下落した。05年末まで原油高による収入増で経済は好調だったが、ひとたび株価に調整色が強まると、域内の個人投資家によるパニック売りが止まらなくなったことが要因であったと言う。

他には、南アの11.9%upが目立つ。また、EU加盟した東欧では、ポーランドの1.9%を除くと、チェコ、ハンガリー等は伸び率はマイナスであった。EU加盟を希望し期待されているトルコも、マイナス14%で不振あった。

今後10月以降の世界の株価市場はどうなるか。日本市場の17,500円というアナリストの予想に向かっての上昇を期待したい。
                     ロンドンブリッジ

株式市場

2006年10月2日 お仕事
今日は株価は好調に値上がりし、16,254円を付けた。市場は日本の新内閣や日銀の短観に見る日本経済の底堅さや企業業績の良さから、非常に好意的である。今の株価は、グローバルに海外の状況に左右される。米国の株価、中東の石油問題などの動向である。
更に、ヘッジファンドなど米国を中心にした大手機関投資家の動きがわが国の株価に大きな影響を与える。むしろこのヘッジファンドがくせもので、自分も含め多くの少額の個人投資家を悩ます。

この2年位の間、幾つかの銘柄を手に入れ、長期保有の方針でじっと様子をみてきた。が、ここにきて保有株価の明暗がハッキリしている。外国人保有比率の大きい銘柄の値下がりが顕著だ。油断していたら、満ち潮が引くのが早いのと同じように、そんな銘柄の株価もあっという間にガクッと落ちてしまった。しかも回復しそうにない。今、そんな大幅値下がりアイテムを三銘柄保有し、売るに売れずに悩ましい。

このまま待てば回路の日和があるのか、それとも墓穴を掘るのか判断しかねており、早急な決断が必要になっている。

いづれにしても、株式投資は自己責任の世界であり、自分の熟慮と決断が全てであることを肝に銘じて、これからも的確なactionの実践こそ全てかと思う。
                  ロンドンブリッジ
今日は家に居たので、安倍晋三新内閣総理大臣の国会における所信表明演説をテレビで聴いた。33分の演説だった。
態度は堂々と歯切れ良く若々しさを感じる良い演説だったと思う。落ち着いていて感情的な興奮など微塵も無く心がこもっていたと思う。

比較することは意味が無いけれども、英国のBlair首相の演説とダブって聴いてしまった。決して引けを取らないスマートさを感じた話しっぷりであった。
一国の首相として、世界に対して首相の印象は大変重要だ。が、問題は掲げた課題を如何にして具体的に実施していくがが、最も大切なこと。中味が問われる。
過去には、言うだけで実際には実施に問題を残した例もある。前任の小泉首相の場合は、課題を絞って具体的に実施したと言える。東アジアの外交などに問題点を残したが、銀行など金融機関の再起や郵政民営化などを実現するなど、経済の建て直しでは大きな成果を達成したと思う。
安倍新首相にも、小泉さんと同じように、いやそれ以上に実行することを重視して、実績主義に徹して欲しいと心から念願する。
                  ロンドンブリッジ
                  

再就職

2006年9月28日 お仕事
昨日は新しい職場の初出勤日で、久し振りに背広にネクタイをして緊張して家を出た。6月末退職してから、丁度3ヶ月解放感に浸りながら精神的にゆったりした気分で、有意義な時間を持つことが出来た。自分で自分のたっぷりとある時間の使い方を決められ
るのが新鮮であった。解放感に繋がる大きな要素の様に思う。

今度は業種が今までと全く違う。IT業界にあって、パソコンやモバイルを通じてのお客と企業の仲介役を果たすのが、当社。売上の70%は、アフリエイトが占めている。当社のポータルサイトを通じてのお客様のアクションに応じて、各企業から提供される広告収入が会社利益の源泉である。

自分にとってIT業界は未知の世界。それだけに何をビジネスチャンスにしているのか詳しく知りたいと思っている。チャレンジ精神で大いに勉強もさせて貰おうと思う。当社の社長は、33歳と若い。ベンチャー企業の場合、この若さは決して目面しくは無い。あのホリエモンと同年齢だ。

昨日株主総会を開催し、新監査役選任議案が承認され、総会終了後に監査役就任承諾書に押印して、私は晴れて当社の監査役に就任した。役員の一人として当社の経営に参画することとなった。

シニアとして、セカンドステージでの仕事として、存分に誠心誠意努めたいと考えている。シニアとしての価値を示したい。
何事も心の持ち様次第と言う。「気合だ」、「やれる」、「大丈夫」と唱えてアタックあるのみ、です。
                 ロンドンブリッジ
元の会社の先輩から今朝電話があった。私が退職時にも電話をくれてセカンドライフでの仕事の紹介をくれたことがあったが、今回も別の仕事口の話であった。大変ありがたいことと思っている。この先輩とは、先輩が台湾の自動車メーカー出向中にお邪魔した時からのお付き合いである。当時、自分も台湾を担当しており、日本或いは駐在中のシンガポールから出張し、公私共に大変お世話になった方である。

先輩は、定年退職後は、自営の会社を共同で立ち上げもう10年になる。今でも自由に伸び伸び経営を行っている。技術屋の先輩は、物づくりや品質問題などは得意であるが、販売については誰か強固な協力者を特にアウトソーシングの形で探しておられる。

今回の話は、親戚の方が参画している印刷をメインに多角経営を行う会社が開発した経営管理システムの拡販先を探しており、協力者の一人として白羽の矢を立て、私に連絡をくれたもの。大変感謝した次第です。

実際には、私もこの27日より、あるベンチャー企業に一役員として参画し、そして、上場を目指している会社の内部管理体制の強化に全力で取り組むことにしているので、入社したての少なくても3ヶ月は他の仕事のお手伝いをする余裕は、ありそうもない。先輩には、そう申し上げたが、後で、その会社のホームページをパソコンで覗いたら、印象としてはなかなかよさそうであった。従業員も、278名を数え、officeや印刷工場なども保有する、創立して50年にもなる楽しみな伝統ある会社である。

先輩からの話しでもあり、詳しい情報を見た上で有益なシステムであれば、それなりの協力方法を考えたいと思う。
                 ロンドンブリッジ

大学開放講座

2006年9月22日 お仕事
昨日は、S29年(1954年)より行われている開放講座に初めて参加した。
演題は、「市場経済とメデイア報道」と「敵対的買収防衛」で、タイムリーなテーマで、大変参考になった。
前者は、ライブドアと堀江被告、村上ファンド問題を取り上げ、後者は、敵対的買収の増加してきた背景や王子製紙問題等について具体的な解説があった。
合計2時間の講演が、講師のテンポと歯切れの良い、分かりやすい説明のため極めて短く感じられる、大変有意義な講座であった。

これからも出来る限り参加しょうと思う。
                    ロンドンブリッジ
もう大分前になるが、コンピューターの2000年問題には世界中で誰もが神経質になった。私の駐在先でも、取り扱い高のアップとともに決算や会計処理にてこずっていて、よりgradeの高いコンピューターシステムの導入を私の赴任時の1998年には決定していた。現状の古いシステムを2000年問題に対応するよう費用を掛けるより、この際思い切って新システムに切り替えることとしたのだ。私の赴任前に計画は承認されており、テスト期間を入れて、`99年の10月立ち上げを目標にスタートしていた。開発期間を考えると残り一年半ちょっとしか無い計画であった。

時間が無いこともあり、出来合いのソフトシステムを購入し、当社の業務実態に合うようシステム変更する案で、EARNEST YOUNGをコンサルタント会社として、ソフト販売会社のpresetationを受けて、英国の一社に絞った。この時既に`98年の暮れになっていた。

既存システムを2000年対応をし使えるようにしておき、新システムを平行してtryを重ね、問題ないことを確認してから完全移行をすれば良かったというのが、事後での大反省点であるが、実際には切り替えることで進めていた。

開発の遅れに伴う、要因の増員投入やカスタマイズするために必要なサブシステムの購入など、当初見積もりのシステム導入費用に対して大幅予算オーバーとなり、予期せぬ痛手であった。この経費増は、事業計画の未達をも引き起こし、1999年度の決算にも影響を与えたのだ。

開発遅れにより、実際に新システムがスタートしたのは、1999年11月であったが、4箇所の営業拠点の内、1箇所のみで、他の拠点は一つずつ順番に行い、全部に導入出来たのは、2000年4月であった。
2000年問題では、旧式のコンピューターには、大きな混乱は無かった。各営業拠点は新システムに切り替えた後、予定通りのoutputが得られず、止むを得ず、マニュアルでの営業帳票の作成したり、相当長いこと混乱することになった。この事は、その後新たな売掛金の未回収問題を引き起こした。

自社にITの専門家がいないまま、ローカルの英人システム会社のソフトを導入したことは、的確な決定ではなかったと思う。

その後、約3年の間、システムの改善に苦労した。
システムは、会社経営と情報管理上、欠かせないtoolであるが、良く言い古されているこであるが、新システムの導入においては、準備を用意周到に行わないと、逆に重荷になることを経験することになってしまった。今思っても、苦い経験であった。
                    ロンドンブリッジ
英国駐在して間もなくの1998年9月のこと、日本人出向者の営業部長から、R社に対する多額な売掛金の未回収問題が発生しているとの報告を受けた。当社は、日本から大物機能部品を英国に輸入し、自前の倉庫に保管し要請に応じ供給する仕事を行っていた。

納入は、1996年から始まっており、最初はクルマとのマッチングをテストするための試作品の供給であった。部品と言っても大物で、一つが高額商品であった。購入先からの支払いの督促があり、当社の納入代金の回収状況をチェックしたが、未回収であることが判明したとの報告であった。
当社の問題は、R社に請求しようとしたが、納入伝票や受領書が記録として保存されていないというのだ。通常では、正規納入と違って、試作品の段階では売掛金も多額とならないので、正規品の販売価格にて回収できるばあいもあるが、今回の大物部品の場合は、試作品だけでも多額で、当然回収すべき性格のものであった。
調べてみると、当社の売掛金回収管理に不備があった。納入情報が全く完備されていないのだ。先方のオーダーナンバーも記録されておらず、先方との回収会議では、オーダーをしていないと惚けられても証拠も無く、苦しい立場になってしまった。回収交渉はなかなか進まなかった。

この問題は、決算にも波及した。1998年の決算のAudit において、監査法人のDeloitは、R社からの売掛金の回収努力をしっかり行って、未回収をもっと減少させ、目処がつかない限り、signature出来ないと突き離されてしまった。
結局、1998年度12月決算の当社のAuditが完了したのは、約一年後の1999年の11月末になった。しかも回収問題は未解決のままであったため、1998年の決算は、注意意見を記入された決算書になった。完全に監査法人からは、要注意と指摘されてしまったのだ。

そもそも問題の発端は、ビジネスをするに当たって、必要な帳票を注文ー発注ー納入ー回収と言う一連の流れに従って完備する意識が最初の段階から徹底されていなかったことにあった。また、試作品納入と言う地味で利益の少ない段階を英人担当者に任せきりにし、管理不在であったことが問題であった。海外拠点は、戦力をギリギリのレベルで戦っているので、管理者も皆playing−managerが不通で、余裕はない。皆どのレベルであっても、経営者の積りで自己完結してもらわないと成り立たないのが実態である。

この問題は、兎に角尾を引いた。R社が、親会社からの分離され英国のローカル資本に売却されたことから、当社の売掛金の問題も解決が複雑になり、手間取ってしまった。弁護士を挟んでの厳しい交渉となり、完全に解決したのは、2004年末のことだった。
基本的な業務処理基準書の構築と遵守というビジネス上の基礎の重要性を改めて痛感させられた次第です。
                     ロンドンブリッジ                 

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